はじめに
ここでは、2020年3月のグランデフェスで実装された新リミキャラ、ムゲンについてつらつら書いていきます。
2018年12月実装のシヴァ以来およそ1年3ヶ月ぶりとなる火のリミテッドキャラです。
こう書くとかなり久々ですね。
2019年はラインハルザ来てもよかったんじゃ・・・と思わずにはいられない今日この頃です。
という無駄話はほどほどに、早速性能について見ていきます。
基本性能
属性:火
種族:ドラフ
タイプ:攻撃
得意武器:格闘・楽器
アビリティ
1アビ:鋼体の護り
自分にかばう効果(全体)/被ダメージを50%軽減
CT6の全体かばうです。
何気に火では初の全体かばう持ちとなっています。
付随効果として被ダメ軽減がついていますが、これはカットではなくガード効果による軽減なので、ファランクスなどのカットと組み合わせてダメ無効とかはできません。
CTが軽いので取り回しに優れるものの、軽減が少々頼りないので再使用できるまで立っていられるかは受ける攻撃次第といった感じです。
また、使い方によっては後述の滅尽状態へ移行することもでき、味方全体をかばうのみならず滅尽移行のためのトリガーとしても使えます。
2アビ:童子の唄
味方全体にランダムな強化効果(永続/消去不可)/奥義ゲージUP(20%)
ムゲンの目玉その1。
CT6の永続消去不可バフといういかにもリミキャラらしいアビです。
バフは全部で4つあり、
・攻撃アップ(別枠乗算20%)
・火追撃効果(10%)
・連撃アップ(DA20%/TA10%)
・与ダメアップ(2万加算)
と、編成にもよりますがどれが来ても結構強いです。
バフ対象を火属性に限定していないため出張も可能で、バフを打って全体かばうで落とすという芸当も可能。
ただしランダムというのがかなり曲者で、ランダム故に目当てのバフを選ぶことができず、その上すでに付与されているバフが再度かかることもあるためなかなかに扱いづらくなっています。
が、幸い奥義使用で即リキャストするのでバフガチャ自体はやりやすいです。
また、地味に奥義ゲージ20%アップが付いているのもありがたいところ。
回転率を上げて回数をこなすのが重要なアビと言えるでしょう。
3アビ:天衣の体躯
自分のHPを回復(最大10000)
CT5の回復アビです。
CTの軽さに対して回復量が高く、使用にあたって特にデメリットもなしとシンプルに優れています。
全体かばうのカバー、としては流石に物足りませんがその一助にはなるでしょう。
奥義
通常時:ムゲン全力アタック
火属性ダメージ(特大)/童子の唄が即時使用可能
2アビの回転率を上げる重要な奥義です。
コンスタントに打てるようにしたいところ。
滅尽中:ジャイアント・バン
火属性ダメージ(極大)/自分にランダムな強化効果(永続/消去不可)
後述の滅尽状態中でのみ発動する奥義です。
通常時とは打って変わって強力なダメージソースとなっており、極大ダメージに加え滅尽中のバフ効果も相まって、マグナでも軽く500万以上のダメージを出せます。
その上追加効果が2アビ即リキャストから「自分にのみ2アビ効果を付与」に変更されており、その効果量も通常時の2アビとは違い、
・攻撃50%アップ(別枠乗算)
・火追撃50%
・連撃バフ100%アップ
・与ダメージ5万上昇(加算)
と目に見えてパワーアップしています。
が、通常時の2アビによるバフとは共存せずこちらが一方的に上書きする形となります。
サポアビ
緩やかな滅びの中で
ターン終了時に瀕死の味方がいる時、滅尽状態に変化しHPと弱体効果を全回復
◆滅尽状態中、攻撃性能大幅UP/敵対心UP/弱体効果無効/アビリティ使用不可
ムゲンの目玉その2。
説明文の通り、瀕死の味方がいる場合滅尽状態に移行します。
ちなみにこの瀕死の味方というのはムゲン自身も該当するので、ムゲンが瀕死になっても発動します。
滅尽とは言わばムゲン専用のバフで、
・攻撃100%アップ(別枠乗算)
・ダメージ上限10%アップ
・敵対心アップ
・弱体効果無効
・奥義がジャイアント・バンに変化
と敵対心はさておきどれも極めて強力です。
ムゲンの根幹をなすサポアビで、いかにタイミング良くこの状態に移行し暴れさせられるかが鍵になると言っても過言ではありません。
ただし滅尽はある種の暴走状態なので、一度この状態になると戦闘不能になるかサブと交代するまで解除不能で、アビ使用や奥義温存といったプレイヤー側の一部の行動を受け付けないようになってしまいます。
が、ゲームシステムver2.0のガードは何故か問題なく使用でき、ポーションも普通に使えます。
暴走しているとは言え、回復させるとお礼を言ってくるのでなかなかシュールです。
また、滅尽への移行タイミングがちょっと特殊で、瀕死の味方が出た直後に滅尽状態になるわけではなく、敵の攻撃終了後に瀕死の味方がいれば移行するというようになっています。
要は瀕死の味方がいるかどうかを参照するタイミングが敵のターン終了後ということですね。
なので、滅尽に移行しようと思っても1ターンラグが発生します。
その上状況によっては意図せず誰かが瀕死になって滅尽に移行してしまう可能性もあるため、思うようにいかない場面も多々あります。
これらを織り込んだ上でタイミングを考えることが重要です。
無我の衝動
滅尽状態中3ターン毎に自分のステータスに応じた行動をする/奥義ゲージ100%時、奥義を温存していても発動する
滅尽状態に関するサポアビです。
滅尽中、ムゲンの状態に応じて以下の4つのうち1つが選択され発動します。
・自分のHPが25%以下かつバトルメンバーが4人の時
→ナンバーレス(自分のHPを回復(最大1万))
・自分の奥義ゲージが25%以下の時
→ノーリミット(即座に奥義発動可能)
・自分に付与されたバフが10個以上の時
→インフィニットインパクト(ターゲットにかかわらず10回火属性ダメージ)
・上記のどれにも当てはまらない時
→パワードシュート(敵に11倍の火属性ダメージ/気絶効果)
※気絶効果:一定時間敵が行動不能
何が発動するかについては優先順位があり、
ナンバーレス>ノーリミット>インフィニットインパクト>パワードシュート
というようになっています。
この中ではノーリミットが一番強いですが、正直狙うのは難しいので何が出てもおまけ程度に考えておくのが無難です。
まとめ
ということで、ムゲンの長所・短所をまとめると以下のようになります。
長所
・使えば使うほど強力な永続消去不可の2アビ
・CTの軽い全体かばう
・滅尽中は強力な自己バフと奥義を駆使するアタッカーに
短所
・2アビのランダム性が悪い意味で強い
・滅尽の扱い全般が難しい
総評
通常時はバッファー兼タンク要員、滅尽時は超攻撃的なアタッカーと二面性を持つキャラです。
リミテッドらしく高いポテンシャルを持っていますが、その扱いは簡単とは言えず問答無用でフロント入りするということは残念ながらありません。
特に滅尽状態は強力なもののそれ故に扱いづらく、
移行したいと思ってもラグがあったり、
する気がなくても事故で意図せず移行してしまったり、
たとえ移行してもヘイトを稼ぎすぎて割とあっさり落ちてしまったり
など抱える問題は多いです。
が、逆に言えば上手く扱えるなら強いということでもあるので、それだけピーキーなキャラだと言えるでしょう。
おわりに
ということで、以上ムゲンのレビューでした。
前述したようにピーキーな性能ですが、渾身・背水、アグニス・マグナかかわらず使っていけるキャラです。
扱いは難しいものの攻撃性能は目を見張るものがあるので、事故要素の薄い日々の周回のお供などにはうってつけです。