はじめに
ここでは、『みんなで空気読み。』をクリアした感想をつらつら書いていきます。
本作は、スマホアプリとして配信された『空気読み。』をスイッチに移植したもので、文字通り空気を読むという行為をミニゲーム形式で面白おかしくやってみるという作品です。
※ps4やsteamでも配信中
紹介&感想
当サイトでは、基本的に最初にゲーム概要を解説してから感想に入るという形をとっていますが、如何せん本作は解説らしい解説も特にないので、ちょっとしたゲーム紹介をしつつ感想に入りたいと思います。
本作のコンセプトは極めてシンプルで、「とにかくいかに空気を読むか」という点。
例えばプロジェクターの前を通る時腰をかがめて移動できるかというより後ろを通ればいいのでは?
や、
エスカレーターに二人で乗ってて後ろから人が来た時、片側に寄ってその人を通せるかどうか
など、プレイヤーに「空気を読めるかどうか」を試してきます。
ただ、そういったオーソドックスなシチュエーションばかりというわけではなく、どちらかと言えば変わり種が多く、
彼女の脳内を見たら煩悩まみれだったが、瞬時にその結果を消すことができるか
バーで自分より奥の人に向かって送られているグラスをスルーできるか
気功の達人が繰り出す気功(特に何も感じない)に上手く効いているフリができるか
携帯をいじっているところに幽霊が来たが、気づいて驚いたフリができるか
自分の後ろに並んでいる人がいかにも赤い機体が好きそうだが、その人に赤い機体を譲れるかどうか
というように、微妙にありそうなラインを突いているものや、「いやねーよ」というものまで幅広いパターンが存在し、思わずクスっとくるものが多いです。
また、中には人だけでなく動物や無生物、果ては怪獣などが空気を読むものがあったりします。
空気を読む台風は結構好きですね。意外となきにしもあらずって感じで。
こういった具合に本作では、ミニゲームが全部で100個収録されており、短いものでは数秒・長くても20秒ちょっとと非常にテンポが良く、くどさを感じさせずポンポン進めていけます。
全部通しでやっても大体3、40分で終わるかと。
そして100個全てやり切ると最後にリザルトが表示され、どれくらい空気が読めてたかがグラフで確認できます。
この後メニュー画面に戻るとチャプターセレクトができるようになり、目当てのミニゲームがいつでも選択可能に。
さらに、空気を読まないモードも解放され、「空気を読むべき場面でいかにボケられるか」が求められます(ミニゲーム自体は空気を読むモードと同じもの)。
中にはボケることで行動や結果が変わるものも。
が、一通りやらないとこういったモードは解放されないのでそこは注意が必要です。
※ボケること自体は空気読みモードでも可能
個人的に好きだったやつ
回転寿司
奥にいるニワトリ人間に玉子が行かないよう取ってあげる必要があります。
ニワトリ人間ってなんだよ。
夜露死苦!!
立ちっぱなしもあれなので座りましょう。
ちなみにボケることも可能です(下のスクショ参照)。
戦隊オーディション
もうすでに決まってるやつ。
UFO
戦隊オーディションの帰りかな?
特にこのデブぽっちゃり男のやつは好きですね。
ちなみにこの後UFOに連れ去られてからのものもあるんですが、これもかなり面白いです。
面白ポイントが多くてスクショ載せきれないですが、「いやそんなこと聞いてやるなよ・・・」となること必至。
この人他にもちょいちょい出てくるのでなんか愛着が湧いてきます。ゲームでの行動見る限り多分いい人そう。
総評
というように、肩の力を抜いて緩い感じに楽しめるゲームです。
価格も510円とワンコイン・・・ではありませんがかなり安め。なのにちょいちょいセールしてるから驚き。
ただ、ここまで見てくだされば分かるかと思いますが、ゲーム内容は薄く、一周やればそれで充分なボリュームになってます。リプレイ性は特にありません。
なので、どちらかと言えばゲームというより一種のジョークグッズのような印象を受けました。
まぁゲーム性を期待して買う人はおそらくいないでしょうが、クスっと笑えるシュールさが好きであれば、安いですし買ってみてもいいかもしれません。
おわりに
以上、みんなで空気読みの紹介と感想でした。
頭空っぽで楽しめるゲームです。あと地味に二人プレイモードもあったりします。
一通り遊んだ後は本作を知らない友達とやってキャッキャするぐらいだと思いますが、ネタでやってみても損はしないかと。
一応2も出てるので、そのうちやってみたいですね。