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『猫様の山小屋からの脱出』クリア後感想 猫しかいない山小屋から脱出するゲーム/テイストもボリューム不足も相変わらず

画像出典:My Nintendo Store

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はじめに

ここでは、『猫様の山小屋からの脱出』をつらつら書いていきます。

本作は、2020年にアプリとして配信された同作を、2021年にスイッチに移植したものです。

猫達が多くいる山小屋からの脱出を描いた作品ですが、終始緩い雰囲気で進んでいき、かつ謎解きもそこまで難しくないので、軽くプレイするにはもってこいのゲームとなっています。

一応、「猫様脱出シリーズ」というシリーズの第2作にあたるんですが、ストーリーに繋がりはなく今作から始めても問題ありません。

ということで、早速本題に移ります。

ゲーム概要

ストーリー

猫好きなら一度は行っておくべきと友人に言われ、とある山荘を訪れた主人公。

近くに地域猫が集まる展望台があるらしく、行ってみようと雪道を歩いていると、何かが顔にぶつかり意識を失ってしまう。

目が覚めるとそこはどこかの山小屋。

だが山小屋には人間はおらず、代わりに喋る猫達がゆったりとくつろいでおり・・・。

本作の特徴

緩い雰囲気で進む脱出ゲーム

内容的には「辺り一面雪に覆われた山小屋からの脱出を目指す」という、いかにも脱出ゲームらしい緊迫した設定ではあるが、実際は最初から最後まで緩い感じで進んでいく。

謎解きも難しくなく、雰囲気も緩いという何かととっつきやすいテイストなのがこのゲーム最大の特徴。

ゲームとしては従来の脱出ゲーム同様、いたる所にある仕掛けを解たり、山小屋にいる猫達の要望を聞いたりしてアイテムを手に入れ、脱出の糸口を掴んでいく。

また、本作はヒント機能や正解表示機能があり、謎解きに詰まった場合でも進めやすくなっている。

正解はガッツリ答えが書かれているが、ヒントは答えに至る道筋を示しすぎず上手い具合にぼかされているため、比較的利用しやすいだろう。

感想

良かった点

キモかわいい猫達に囲まれながら楽しむゲーム

前述の通り、テイストは前作から変わりありません。

のぺっとした顔のキモかわいい猫達と交流しつつ謎解きする感じの脱出ゲームです。

謎の山小屋に閉じ込められるという脱出ゲーム然としたシチュエーションではあるものの、緊迫感とかはなく、終始緩い雰囲気で進むのはこのシリーズならではの良さだと思います。

しかし見れば見るほどキモかわいいな・・・。

一部UIが改善

前作は、会話の終わりにイチイチ右下の▼にカーソルを合わせてクリックしないと会話を終わらせられなかったんですが、今作では合わせなくてもよくなりました

会話ウィンドウにカーソルを当てる必要こそあるものの、当ててAボタンを押すだけで終えられます。

前作は▼クリックが本当にめんどくさかったので、ちゃんと修正されていたのはよかったですね。

悪かった点

相変わらずのボリューム不足

前作もそうでしたが、今作も相変わらずボリュームが物足りません

所々詰まりながらやっても1時間程度でクリアできました。

自分はセールで690円で買いましたが、定価990円と内容に比して大分値が張るので、やっぱりボリュームはもうちょっと欲しいですね。

前作の記事でも同じこと書きましたが、せめて2時間ぐらいはあって欲しいかなと。

あと、アプリ版だとクリアしたらおまけがあるらしいんですが、スイッチ版には特にありません

これもボリューム不足に拍車をかけてますね。

普通にベタ移植でいいのに・・・。

シチュエーションを上手く生かせていない

舞台は雪一面の山小屋という設定ですが、山小屋ならではのギミックがあまりなく、シチュエーションを上手く生かせてないかなと感じました。

あくまで山小屋から脱出するのが目的とは言え、雪模様の屋外に出ることがなかったのがちょっと残念でしたね。

これなら「山荘からの脱出」とちょっと山小屋より舞台を大きくして、山荘の真ん中に中庭があってそこで雪にちなんだ謎解きをするみたいなのがあったら面白そうだったのになと思います。

おわりに

以上、『猫様の山小屋からの脱出』のクリア後レビューでした。

舞台が変わっても雰囲気は全変わってないので、前作を楽しめたのなら問題なく楽しめます。

ただ、如何せん値段に対してボリュームが物足りないのはネックですね。

アプリ版のおまけ問題を収録してくれるだけでも大分改善されると思うんですが。

ちなみにこのシリーズ、3作目も出てるのでそっちもいつかやるつもりです。

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