はじめに
ここでは、『戦国無双4DX』をクリアした感想をつらつら書いていきます。
本作は2014年に発売された『戦国無双4』に、各種DLCを追加したいわゆる完全版で、4で配信されたDLCが全て収録されています。
これ一本で無双4の全ての要素を遊び尽くすことが可能です。
なお、本作はps4版とswitch版の2バージョンで発売されていますが、自分はswitch版の方をやったのでそれ準拠で感想とか色々書いていきたいと思います。
ゲーム概要
『戦国無双4』という作品自体は7年以上も前のものなので、詳しい解説は割愛します。
ここではDX版の仕様に関して書いていきます。
本作の特徴
戦国無双4の完全版
本作は、戦国無双4本編に過去配信されたDLC全てを収録した完全版となっている。
DLCの内訳は以下の通り。
・特別衣装全種(52種)
・武将エディットパーツ(数十種類以上)
・追加武器全種(55種)
・追加軍馬全種(4種)
・追加シナリオ全種(8編)
・追加BGM全種(5種)
以上のように余すことなく収録されているため、これ一本で無双4の全ての要素を堪能できる。
また、ps4版/switch版ともにセーブデータの連動特典があり、『戦国無双 真田丸』もしくは『無双OROCHI3』のセーブデータが存在すれば、素材アイテムを入手することが可能。
どちらのデータもある場合は、2作品分のアイテムを入手できる。
ちなみにps4版は引き継ぎも可能。
感想
ゲーム内容の感想というよりは、主に仕様や環境について思ったことを書いていきます。
良かった点
ロードがかなり早い
良かったと同時に驚いた点。
無双4自体はps3時代の作品ですが、DX版にあたってしっかりと現行ハード向けに最適化されており、とにかくロードが早いです。
自分はスイッチ版でプレイしましたが、スイッチ版でも通常なら1~2秒、長くて5秒程度とサクサクプレイできます。
とにかく快適の一言。
ロードに関してはまぁ長いだろうなーとちょっと覚悟してましたが、完全に杞憂でしたね。
スイッチ版でも抜群のパフォーマンス
これも驚いた点。
プレイ前は正直fpsとか敵のワラワラ感にはそんなに期待してなかったんですが、スイッチ版でもps4版と遜色なパフォーマンスっぷりでした。
まずfpsについて。
fpsは、敵が多かったり、炎などのエフェクトやオブジェクトが多い場所はどうしても下がりますが、基本的に60fps付近で安定しています。
下がっても大体30~40の間ぐらいかなという印象。
少なくとも、TVモードではカクカクすることはありませんでした。
が、携帯モードはやはり30fpsになりがちでしたね。こればっかりは仕方ない。
ただそれでカクついたりフリーズするとかはないので、フレームレートにかなりのこだわりがあるとかでもなければ全然許容範囲かなと。
ちなみにイベントシーンは60fpsで常時ヌルヌルです。
次に敵のワラワラ感について。
ワラワラ感はしっかりあり、ちゃんと雑魚が次々沸いてきます。
スイッチ版でも草刈り感は健在です。
特に意識せずとも1000人切りも可能。
また、ワラワラに関してはfpsと違い、TVモードと携帯モードとの違いがほとんど、というか全くなく、携帯モードでも2分で600人切りとかは普通にできます。
なので寝転がりながら問題なく楽しむことができるでしょう。
悪かった点
最初からDLC武器が使えない
やっていて一番不満だった点。
DLCが全て収録されているのが売りの本作ですが、唯一最初から利用できないものがあります。
それがDLC武器です。
※DLC武器はキャラ一人につき一つ用意されている最強武器
他のDLCは最初から利用可能ですが、武器に関してはps4版のトロフィーの関係からか最初から使えません。
使うためには、無双演武の「天下統一の章」と「外伝の章」をクリアして、よろず屋から受け取る必要があります。
が、これがまためんどくさく、
天下統一の章は最初から解放されておらず、まずは「織田の章」と「武田の章」をクリアして解放させなければなりません。
織田の章は全8ステージ、武田の章は全4ステージあり、これらをクリアした上で天下統一の章の全8ステージをクリアしないといけないので、これだけで20ステージかかります。
さらにここに外伝の章全8ステージを含めると、総計で28ステージ。
無双4は全部で69ステージあるため、実質全体のおよそ4割のステージをこなさないとDLC武器が使えないというめんどくさいことになっています。
ただし、条件についてはよく分からない部分があり、自分の場合、天下統一の章と真田の章クリアで受け取れました。
その際、外伝には一切触っていません。
ちなみに、真田の章は天下統一の章と同じタイミングで解放され、全部で6ステージあります。
なので26ステージクリアで受け取れたことになります。
この辺はちょっと条件が不明瞭ですね。
が、いずれの場合でも結局ある程度ステージ数をこなさないといけないことには変わりありません。
自分は最初から俺つえーがやりたかったので、この点は不満アリアリでしたね。
まぁ最初から最強武器が使えるとヌルゲー過ぎるというのはありますが、そこは自分で縛ることもできますし、スイッチ版はトロフィーとかの実績もないですし、もっとプレイヤー側に裁量の余地が欲しかったなと。
文字通り4の完全版でしかない
当然と言えば当然ですが、本作は無双4無印の完全版です。
そのため、事実上の猛将伝にあたる『4-Ⅱ』は入っていません。
「4DX」という響きからちょっと勘違いしそうになりますが、4に連なる作品がこれ一本で遊べるわけではないので、この点は注意が必要です。
また、DX版から新たに追加された要素や修正点/改善点などもありません。
無印との違いは、あくまで「追加コンテンツが全て収録されているか否か」の一点に尽きます。
ここに価値を見出せないとどうしても割高に感じるかなと。
定価6300円、中古でも(流通が少ないのか)5000円近くしますしね。
純粋に本編だけを楽しみたい場合は、無印で十分だと思います。
おわりに
以上、『戦国無双4DX』のクリア後レビューでした。
『4‐Ⅱ』と『真田丸』はクリアしていて、無印自体は今回初めて触ったというなんかちぐはぐしたプレイ遍歴になりましたが、戦国の方は4年ぶりぐらいにプレイしたので結構新鮮でした。
難易度も簡単な部類で、なおかつぶっ壊れDLC武器で文字通りの無双プレイができるので、ストレス解消にはもってこいだったなと。
また、グラフィックの一昔前な感じもさることながら、4でスポットが当てられた幸村と信之の関係性も後発作品に比べるといささか淡泊で物足りなく、そういった意味では歴史を感じましたね。
ここから堅実に進化していったんだなと思うと感慨深いです。まぁ5は完全な別物になりましたが・・・