はじめに
ここでは、賢者のやべー女こと死神の賢者ニーアについてのレビューをつらつら書いていきます。
基本性能
属性:闇
種族:エルーン
タイプ:特殊
得意武器:斧・短剣
アビ解説
1アビ 死ト愛ノ世界
フィールドを死ト愛ノ世界に染め上げる
ニーアの目玉その1。
CT6、効果時間3ターンの個別フィールドを張るアビです。
このフィールド下では、
・敵味方の攻撃力が上昇(別枠乗算20%)
・味方全体に闇属性追撃効果(30%)
が付与されます。
敵にも恩恵があるというリスクがあるものの基本的にリターンの方が大きく、別枠バフと追撃のおかげで3ターンの間は目に見えて火力が上昇します。
敵の攻撃アップも、見方を変えれば背水しやすいということでもあるので、上手く使えばメリットづくめと言えないこともありません。
また、ニーアのアビで唯一愛ノ救イを要求されない点も〇。
なのでフィールドというよりはバフとして積極的に回していきたいところです。
ちなみに、(ニーアに限った話ではありませんが)個別フィールドは他の個別フィールド効果と共存できず、またビカラなどの他のフィールドで上書きすることもできません。
そのため、個別フィールド持ちのキャラと同時編成する場合は要注意。
2アビ 愛シイ人
闇属性キャラ単体と自分が効果中必ずトリプルアタック/被ダメージを50%軽減
◆愛ノ救イが2減少/味方一人にのみ付与可能
CT5、効果時間4ターンのいわゆるデュオバフです。
闇キャラ単体とニーア自身に確定TAとダメ軽減(いずれも消去不可)を付与します。
ループはできませんがCTの軽さに対して効果は強力で、攻めにも守りにも使えるという単純に優秀なバフです。
が、一概に使い勝手がいいとは言えず、代償として愛ノ救イが2個要求されます。
強力ではあるものの、使うとニーアの生存ターンを1ターン縮めることになるので、 ポンポン使えるアビではないという点は留意しておきましょう。
なお、被ダメに関してはカットではなく軽減なので、ファランクスなどと絡めてダメ無効とかはできません。
3アビ 終焉ノ愛
闇属性キャラ単体の奥義が2回発動(1回)
◆愛ノ救イが1減少
ニーアの目玉その2。
CT4の奥義再発動バフです。
シンプルな上に強いことしか書いておらずCTも軽いと、およそ非の打ち所のないアビです。
闇キャラ単体という指定しかないので、ニーア自身に使うこともできます(後述しますがニーアは奥義アタッカーの一面もあります)。
デメリットとして2アビ同様愛ノ救イが要求されますが、こちらの要求数は1個だけなのでそこまで重くないのもグッド。
このバフは効果時間に制限もなく、奥義を発動するまで残存する(しかも消去不可)ので、奥義ゲージが溜まってなくても開幕から使って無駄なく最大限に回していきたいです。
奥義
クラーゲン・トーテンタンツ
闇属性ダメージ(特大)
愛ノ救イが少ないほど奥義性能UP
使いようによっては屈指のダメージソース。
奥義性能アップの内容が強力で、愛ノ救イが1個減るごとに奥義ダメージ10%、奥義ダメージ上限は5%上がるという優れもの。
なので最大だとダメージ130%、上限65%アップと奥義アタッカーとして目を見張る火力を出すことが可能です。
なお、愛ノ救イは残り0だと0個扱いとしてカウントされるので、最大ダメージを出すには愛ノ救イを0にする必要があります。
2アビ、3アビで上手く調整して0か0に近いところまで持っていきたいところです。
ちなみにクラーゲンはドイツ語で「嘆き」、トーテンタンツも同じくドイツ語で「死の舞踏」という意味で、奥義名を直訳すると「嘆きの死の舞踏」という意味になります。こわい
サポアビ解説
愛ヲノゾム意志
自分に愛ノ救イ効果(バトル開始時13/毎ターン2減少し、0になったターン終了時戦闘不能になる)
◆この効果以外で戦闘不能になった時、敵味方全体に弱体効果
ニーアの目玉(?)その3。
主にニーアのデメリットに関するサポアビです。
登場時あるいは復活時に愛ノ救イという固有バフが13個付与され、これが0になると死亡します。
この固有バフは2アビ、3アビでも消費されますがターン終了時に問答無用で2個減るため、何もしなくても7ターン目の終わりには死んでしまいます。
なので基本的にニーアに長期戦という概念はありません。
これだけでも厄介ですが、同様に厄介なのが固有バフが0になる前に死んでしまうと敵味方全体に付与される残執というターン制デバフ。
これは4ターンの間敵味方全体の
・防御down(50%)
・連撃down(DA/TA100%)
・HP回復不可
を強いるという回復・消去不可デバフで、できることなら回避したい効果となっています。
※なお、デスの召喚効果で死んでもこのデバフは発動します
以上のように何もせずとも7ターン後に死に、想定外の死に方をするとデバフを振り撒くというニーアを傍迷惑なかなり尖ったキャラにしているサポアビです。
が、もちろんデメリットばかりではありません。
例えば愛ノ救イには被ダメ常時90%軽減という破格の防御効果が内蔵されており、ニーアは自身の効果もしくは無属性攻撃や即死デバフなどを除き、滅多なことでは死にません。
なので他の味方が瀕死でもニーア自身はピンピンしてるなんてケースはザラです。
また、前述の奥義解説で触れたように、愛ノ救イは少なければ少ないほど奥義ダメージを高めてくれる側面もあるので、純粋なデメリットというよりはハイリスクハイリターンなものになっていると言えます。
まぁ言ってしまえば良くも悪くもピーキーなキャラにさせているサポアビということですね。
最近ではこのサポアビを利用する目的で、4番手にニーアを採用してデス召喚で退場させ残執デバフを狙うといういわゆる「デスラー(デス+レスラー)」編成が強力です。
死の逆位置
サブメンバー時
闇属性の主人公が瀕死状態ではない時、そのターン中不死身状態(13回)
闇主人公に擬似的なガッツ効果を付与します。
瀕死でさえなければ、破局などの単発大ダメージや多段系の攻撃を受けても耐え切ることが可能と事故に強い便利なサポアビです。
これにより、主人公を不死身のかばう要員として使うなんてこともできます。
ただし、この手の効果の宿命として無属性攻撃に対しては一切機能しないのでそこだけは要注意です。
修正により、不死身効果が機能するのは13回までという風になりました。
「それ不死身じゃなくね?」と思ってしまいますが、グラブルはそういうゲームだと割り切りましょう。無敵なのに無属性ダメージで死にますしねこのゲーム
恋人の正位置
バトル登場時
闇属性キャラに渇望効果(自動復活効果/被ダメージ吸収効果)
◆再発動不可
説明文の通り、登場時に闇属性キャラに復活効果(HP50%で復活)と被ダメ吸収(大体15%)を付与します。
事故が怖い周回から高難易度まで幅広くカバーできる優良効果です。
また、この闇属性キャラというのはニーアも該当するため、ニーア自身にも付与されます。
できる限りニーアを使いたいのであれば発動必須の正位置効果です。
まとめ
ということで、ニーアの長所・短所をまとめると以下のようになります。
長所
・優秀かつ強力なバッファー
・耐久力が極めて高い
・使い方次第では頭一つ抜けた奥義アタッカーとしての役割も
短所
・とにかく癖が強い
・持久力、継戦能力に乏しい
総評
短所の部分でも書きましたが、全体的に癖が強いキャラです。
特にデメリット部分が嫌でも目に付くので、使ってるともどかしさを感じる部分も結構あります。
が、その分メリットも凄まじく、
別枠バフ+追撃30%の1アビや奥義再発動の3アビなどCTの軽さに対して強力なバフを持ち、
正位置では味方に復活・ダメ吸収効果を付与し、
立っている間は敵の攻撃をほとんどものともせず、
奥義火力も非常に高い
などその性能は闇でもかなり上位に位置します。
行く場所にもよりますが、ある程度キャラが揃っていても普通にスタメン争いに入ってくるレベルです。
周回から高難易度まで行けるレンジの広いキャラでもあるので、もしまだ取得していない場合は一考の価値ありだと思います。
おわりに
以上、ニーアについてレビューしてみました。
緩和されたとは言え、取得ハードルは賢者の中でもちょい高めですが 、取る価値は大いにあるキャラだと思います。
ニーアもそうですがデスもかなり使える石なので、デス強化の延長で取りに行ってもいいんじゃないかと。
かくいう自分がそんな感じでしたので(笑)
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