はじめに
ここでは、土の賢者ロベリアについてのレビューをつらつら書いていきます。
ロベリアは賢者の中でも一際シンプルな性能を持っており、それでいて強力なため、シンプルイズベストを地で行くキャラとなっています。
カイムとは全く違った強みがあるので、土を頑張りたい場合はどちらも取得しておきたいところ。
ということで、早速性能を見ていきます。
ロベリアの基本性能
アビ解説
ロベリアのアビリティはいずれもCT1と非常に軽いですが、3つともリンクアビリティとなっているのが特徴です。
リンクアビリティ
再使用間隔が連動しているアビリティ。アイコン左上の特殊なマークが特徴。連動という性質上、リンクアビリティは1ターンに1度しか使えない。
このためターン毎に1回しかアビリティを使えないものの、どれも粒揃いの効果を持っています。
1アビ デストラクティヴ・アージ
敵に土属性ダメージ
自分のトリプルアタック確率UP(1回)
土属性追撃効果(1回)
◆魔術刻印を1追加
ロベリアの要となるアビリティ。
アビダメ(上限約40万)+自分単体に付与するバフで、TA確定+土追撃50%とCT1に対してかなり強めな強化を得ることが可能です。
また、魔術刻印という固有バフ(永続消去不可)を1つ追加し、2アビ・3アビに必要なコストを賄っていくことになります。
というように、毎ターンこれを使って動くことがロベリアの基本となりますが、TAと追撃は1ターンではなく1回という点には要注意。
というのも、ツープラトンなどの攻撃行動を行うアビリティを使用すると、通常攻撃の前にバフが消えてしまい、ツープラと通常攻撃で(TA+追撃)×2という芸当ができないためです。
なので、レスラー使用時はこの点を忘れないようにしましょう。
ちなみに、魔術刻印はバフとして扱われますが、これといった強化効果はありません。
2アビ ウォーブリンガー
敵全体に10倍土属性ダメージ
土属性キャラのアビリティ再使用間隔を3ターン短縮
◆魔術刻印を5消費
ロベリアの目玉その1。
アビダメ(上限約110万)+味方のCTを3ターン短縮できるアビリティ。
土属性限定のマイルドな黒麒麟という感じの効果です。
魔術刻印を5消費しますが、後述の3アビを一度使ってしまえば刻印の使い道はこの2アビのみとなるので、刻印が溜まり次第適宜使っていくことになります。
ロベリアの高難易度適性を高めている要因の一つと言っていいでしょう。
3アビ レネゲイド・ファイアブランド
土属性キャラに災禍の雷槌効果
◆魔術刻印を10消費
ロベリアの目玉その2。
魔術刻印を10消費して、土属性の味方全員に災禍の雷槌という固有バフを付与します。
災禍の雷槌
・攻撃力10%アップ(別枠乗算)
・アビリティ命中率10%アップ
・アビリティ使用時、敵に土属性ダメージ(上限約40万)
※いずれも永続消去不可
攻撃バフや命中率アップも強いですが、何と言っても目玉は3つ目。
このバフが付与されたキャラがアビリティを使うと、その発動に連動してアビダメが発生するようになります。
これが意味するところはすなわち、どんなキャラでもアタッカーとしての能力が引き上げられるということです。
そのため、普段は敬遠しがちなアビポチをすること自体に意味が出てきます。
さらに嬉しいことに、3アビはフルオートでも使ってくれるので(2アビは残念ながら未対応)、古戦場フルオなどでとりあえずロベリアをサブに入れておいてフロントに出せれば、ダメ押しで敵に引導を渡すことも不可能ではありません。
なお、アビリティ命中率アップは弱体成功率に加算されるため、事実上デバフ成功率が10%上乗せされることと同義です。
なので長丁場になっても、デバフの命中成功に一役買うでしょう。
というように、ロベリアが持つアビリティの中で一際性能が高く、これの発動を前提としてロベリアを編成することになります。
が、アビリティ使用時にアビダメがワンクッション入る性質上、バトルテンポが若干遅くなるため、マルチでの貢献度レースには不向きです。
また、CT0のアビリティには連動せず、そういったアビリティを使ってもアビダメが発生しない点にも注意。
奥義解説
ラ・ドゥルール・オーヴァーチュア
土属性ダメージ(特大)
追加ダメージ
非常にシンプルな奥義。
追加ダメージは上限約64万程度でアビダメ枠のため、アビダメ上限アップの影響を受けます。
ロベリアはLBでアビダメ上限アップを2個持っており、その上1アビのTAループのおかげで奥義ゲージ回収率が高いので、奥義効果と本人の性能とのシナジーが強く、シンプルながら奥義自体はダメージソースとして優秀です。
サポアビ解説
バベラスフィスト
3ターン毎に敵全体に土属性ダメージ
◆使用する度に効果UP(最大3回)
魔術刻印を1追加(最大10)
タワーの召喚効果と似たサポアビ。
※ダメージ自体はタワーよりも控えめ
3ターン毎に敵全体にアビダメが発動します。
発動する度にダメージが上がっていき、
1回目―敵全体に3倍ダメージ
2回目―敵全体に6倍ダメージ
3回目―敵全体に9倍ダメージ
4回目以降は9倍ダメージ
というように、長期戦になればなるほど真価を発揮します。
また、追加効果として魔術刻印が1追加されるので、2アビ3アビのコスト確保にも便利です。
なお、発動条件である3ターンという数字は、バトル全体の経過ターンを参照しているため、3ターン目にロベリアがサブからフロントに出れば、そのターンの終わりにアビダメが発動します。
なので、3の倍数ターンがこのサポアビの発動ターンという理解で大丈夫です。
塔の逆位置
サブメンバー時
土属性キャラがアビリティを使用時にアビリティダメージ上限UP(累積/最大5回)
ロベリアの目玉その3。
アビダメ上限を上げられる逆位置効果。
土属性のキャラが何かしらのアビリティを1つ使う毎にアビダメ上限が6%上がり、最大30%まで上昇します。
永続消去不可のバフなので、上げて損はありません。
たとえアビダメがないアビ構成なキャラであっても、ロベリアをフロントに出して3アビを使えば恩恵を得られるので、ロベリアをサブから引っ張り出す前に極力最大まで累積させておきたいところ。
魔術師の正位置
バトル登場時
魔術刻印を10追加
◆再発動不可
2アビ3アビのコストとなる魔術刻印を10持った状態で戦闘に加わるという正位置効果。
滅茶苦茶必須というわけではありませんが、
・一番使いたい3アビを即座に使える
・逆位置によるバフを高めてからロベリアを投入できる
という大きなメリットがあるので、基本的には正位置の発動を狙うことになります。
まとめ
と、ここまでロベリアの性能を解説してきましたが、まとめると以下のようになります。
長所
・アビダメや確定TA+追撃5割を駆使したアタッカー
・パーティ全体の経戦火力の底上げに貢献
・CT短縮でアビリティの回転率を上げられる
短所
・アビポチやアビダメ演出が多く、マルチでの貢献度レースには不向き
・何かと重宝する2アビがフルオートに対応していない
総評
リンクアビリティ持ちということで一見とっつきにくそうな印象を受けますが、非常にシンプルで強力な性能を持つキャラです。
運用も全く難しくなく、
①毎ターン1アビを使い、火力と刻印を稼ぐ
②刻印が溜まり次第2アビ3アビを使う
③①に戻る
という行程の繰り返しだけで全ての持ち味を出せます。
また、TA追撃の1アビや、全てのアビリティにアビダメを内蔵させる3アビなど、手数でダメージを稼ぐ力が高く、DPTが重要となる高難易度においては極めて優秀です。
反面、
アビダメ演出のおかげでマルチでのmvp争いに絡みづらい点
や、
2アビがフルオートで使われない点
※決してフルオート性能が低いわけではありません
といったロベリア特有の弱みもあります。
総じてソロに重点を置いたキャラであると言えるでしょう。
おわりに
以上、ロベリアの性能解説でした。
高難易度(特にソロ)ではお呼びがかかることが多いキャラです。
3アビからも分かる通り、シンプルながらも賢者らしくユニークな性能なので現状競合相手もおらず、そう易々と前線から外れないキャラだと個人的には思ってます。
強み・弱みがはっきりしているので、そこを把握した上で運用していきたいですね。
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