【グラブル】グラブル随一の防御バッファー!カッツェリーラの解説・評価

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はじめに

ここでは、カッツェリーラの解説・評価をつらつら書いていきます。

カッツェリーラは十賢者の内の一人で、防御バフを中心とするバッファーキャラとなっています。

ちなみに、同じく賢者のハーゼリーラは実の妹です。

カッツェリーラの基本性能

アビリティ解説

1アビ 雌伏の第一楽章

ターン進行時に風属性キャラを特殊強化(防御大幅UP/連続攻撃確率UP)
再使用で解除
◆毎ターン自分以外の味方の奥義ゲージを30%消費

カッツェリーラの目玉その1

風属性キャラ全体に

防御100%アップ
DA50%、TA20%アップ

※いずれも消去不可

のバフがかかります。

特筆すべきは100%の防御アップで、1アビ持続中は実質的に被ダメが50%軽減されるという優れモノ。

これにより耐久力がシンプルに上がるので、高難易度マルチでは参戦者のダメカ待ちなどで足踏みすることが少なくなり、非常に動きやすいです。

ただし、そのコストとして、ターン終了時カッツェリーラ以外の奥義ゲージが30%消費されるというデメリットが存在します。

この消費タイミングは高揚などの後なので、1アビを解除するか奥義ゲージアップのアビリティを使わない限り、カッツェ以外のキャラは奥義を発動することができません。

そのため、基本的にトータルで見ると火力は減ってしまいます。

が、素殴りを重視する編成の場合、「デメリットを無視できるどころか奥義硬直がほぼなくなるのでむしろありがたい」ということもあるため、メリット・デメリットは編成によりけりといったところ。

また、ややこしい部分ですが、1アビは厳密に言えば全体に付与される固有バフではなくカッツェリーラに付与されている固有バフの効果が味方全体に及んでいる状態」なので、奥義ゲージが30%未満のキャラがいる場合でも、バフは問題なく維持されます。

コストとしてゲージ30%は必要だけど、ないならないで別にいいという感じ。

なので、再使用で解除するかカッツェリーラがフロントからいなくならない限り、事実上永続する固有バフと捉えていいでしょう。

バフの枠について

防御バフと同時にかかる連撃バフについて補足です。

1アビは文面からも分かる通り特殊効果(特殊効果枠)に分類されており、同じく「特殊効果」であるニオの連撃バフ(DA/TA20%アップ)とは共存しません。

特殊効果枠のバフは、効果量の高い方が適用されるため

が、アンチラのように固有バフであっても、文面が「強化」となっているバフ(いわゆる独自枠)とは共存します。

要するに

固有バフであっても、特殊効果枠と独自枠は別物

であり、もっと分かりやすく言えば

カッツェニオ→共存しない
カッツェアンチラ→共存する
ニオアンチラ→共存する

ということです。

まどろっこしいことこの上ないですが、覚えておくと編成の際役に立つこともあるかと思います。

「んなもん知ってるわ」という方いたらすみません。

2アビ 侵攻の第二楽章

風属性キャラの奥義ゲージUP(30%)
奥義性能UP(1回)

シンプルな奥義バフ。

風属性の奥義ゲージを30%アップさせ、奥義ダメージを30%・奥義上限を15%アップさせます。

カッツェ以外のキャラは1アビ発動中、マックス70%までしか奥義ゲージが溜まりませんが、この2アビを使うことで即座にバフが乗った奥義を打つことが可能になります。

※奥義性能アップはシエテの奥義バフと共存

そういう意味では、ダメージソースとして非常に重要です。

また、奥義ゲージ30%アップにより、後述する3アビの発動コストにもなるので臨機応変に使っていきたいところ。

3アビ 死守の第三楽章

自分以外の風属性キャラ単体に防御UP/ガッツ/かばう効果(全体)
◆自分の奥義ゲージを30%消費

カッツェリーラの目玉その2

1ターンの間、カッツェ以外の風属性の味方一人に

防御200%アップ
ガッツ
全体かばう

の固有バフ(消去不可)を付与します。

奥義ゲージ30%が必要なものの、防御バフとガッツ効果付きの全体かばうが使えるという魅力的なアビリティです。

バフのおかげで一時的に耐久力が伸びるので、かばった後も生存している可能性が高く、態勢の立て直しがしやすいのが長所。

また、アンチラなどの完全回避バフを持ったキャラにかばってもらうと無傷で攻撃をいなせるので、そういったキャラとの相性は良好です。

というより、むしろそういうキャラに使うことが基本となるでしょう。

また、この防御バフは1アビの防御バフと共存可能で、併用すると1体だけではありますが、200%+100%で300%の防御アップ効果を付与可能です。

これにより、1アビ発動中であれば完全回避キャラでなくても生き残る可能性を高めることができます。

奥義解説

オーブ・ブリーズ

風属性ダメージ(特大)
味方全体の土属性ダメージを軽減
被ダメージを土属性に変換

属性変換と属性ダメカが特徴の奥義。

奥義を打つと4ターンの間、味方全体に20%の土ダメージカット被ダメを土属性に変換する効果(無属性は除く)を付与します。

その性質上、ルシやアルバハをはじめとする他属性攻撃を行う敵に対して非常に有効です。

1アビの防御バフもあれば、耐久性能は目に見えて上がるでしょう。

が、カッツェリーラが付与するバフの中では唯一消去不可ではないバフなので、ディスペル攻撃には要注意。

サポアビ解説

亡命のマエストロ

風属性キャラが奥義ゲージを消費した時に消費量に応じてHP回復

回復に関するユニークなサポアビ。

風属性キャラが奥義ゲージを消費する行動をとると、その時消費した量に応じてHPが回復します。

回復量は奥義ゲージ1%ごとに10回復で、10%で100回復、100%で1000回復という感じ。

例えば1アビが発動している場合、毎ターン30%奥義ゲージが消費されるのでその度に300回復し(30%未満なら消費した分だけ)、奥義発動で1000回復します。

地味で控えめながら、あったらあったで心強いサポアビです。

また、回復するタイミングは、アビリティ発動によるゲージ消費の場合はアビリティを使った直後に、奥義で消費した場合は敵のターン終了時、というようにどう使うかによって若干の差があります。

なのでユリウスの場合、

「研究の成果だ!」100回復
「研究の成果だ!」100回復
「デューク・ラミナ!」→ターン終了時1000回復

という挙動に。

審判の逆位置

サブメンバー時
風属性キャラが弱体効果を受けていない時HPを徐々に回復
受けている時攻撃UP

二者択一の逆位置効果。

風属性キャラがデバフを受けていない場合HPを350回復し、受けている場合はターン開始時に攻撃30%アップ(別枠乗算)のバフが付与されます。

※攻撃バフにはアイコンなし

二者択一と書いた通り、発動するのはどちらか片方で、両方とも発動することはありません。

この効果はキャラごとに発動し、例えば主人公がデバフを受けていて他3名は受けていない時、主人公には攻撃バフが付与され、他3名には回復効果が発動します。

意外と融通が利く効果です。

回復とバフどちらも有用ですが、特に攻撃バフが優秀で、デバフを受けている時限定ではあるものの別枠乗算のバフなので、明らかに火力が上がります。

デバフもその気になれば自発的に付与することができ、例えばエリュシオンのコールオブアビスを使えば、奥義ゲージ上昇量ダウンという軽いデバフを引き受ける代わりに火力アップが可能です。

あと分かりやすいところで言えば、アンチラの1アビ(HP全回復/防御ダウン/弱体耐性ダウン)とかでしょうか。

もし自発的に付与できずとも、多少のデバフなら逆に利用してやれるので、あえてクリアで回復させないのも手です。

ちなみに、同じくサポアビで回復効果を持つセワスチアンとは持ちつ持たれつといった関係で、

デバフを受けていないキャラ
カッツェの350回復が発動
セワスは発動なし

デバフを受けているキャラ
カッツェの攻撃バフが発動
セワスの150回復が発動

というように、カッツェの回復効果が発動しない場合はセワスの回復が発動となります。

皇帝の正位置

バトル登場時
風属性キャラに再征の戦律効果(回復性能が上昇し、毎ターン奥義ゲージが上昇)
◆再発動不可

フロント登場時、風属性キャラ全体に再征の戦律を付与します。

再征の戦律
回復アビリティの回復量と回復上限が上昇し、毎ターン奥義ゲージが上昇する状態
※永続消去不可

回復性能は20%アップと回復の底上げにありがたく、奥義ゲージ上昇量は毎ターン10%と実質的に永続消去不可の高揚となります。

これの発動がなくてもカッツェの運用に支障はないものの、発動させて損もない正位置効果です。

また、回復性能アップは、カッツェリーラのサポアビ「亡命のマエストロ」にも適用されますが、その場合20%ではなく50%アップとなります。

文面からは読み取れない効果です。書いておいた方がいいと思う

これにより、通常ならゲージ10%消費で100回復のところを、再征の戦律が付与されている場合は150回復、100%消費で1500回復となり、意外と馬鹿にできない回復具合になります。

まとめ

というように、カッツェリーラの性能を解説してきましたが、まとめると以下のようになります。

長所

防御面からパーティー全体の経戦能力を伸ばせる防御バッファー

信頼の置ける防御バフを内蔵した全体かばうが優秀

微量ながら発動頻度の高い回復サポアビ

短所

1アビ発動中はゲージ補助がないと奥義を打てない

奥義バフや逆位置の条件バフ以外に火力に絡むバフがなく、これといったデバフもない

対高難易度という趣が強く、普段使いには向いていない

総評

防御バフを中心に据えた耐久重視型のバッファーです。

1アビの実質永続防御バフや奥義バフのダメカ・属性変化を駆使しつつ被ダメを減らし、

少ないながらもコンスタントに発動する回復サポアビで受けたダメージをなるたけカバーし、

敵の大技には生存確率の高い3アビで味方の誰かにかばってもらう

というように耐久力がとにかく高く、戦線を維持するという点では非常に優秀な性能を誇ります。

そのため、敵の攻撃が熾烈なルシ・アルバハなどの高難易度ではお呼びがかかることが多いでしょう。

が、その反面攻撃性能が貧弱で、フロントにいる時火力に貢献できるバフが奥義バフと(強いて言うなら)連撃バフしかありません。

その上奥義が強いキャラの多い風属性にあって、1アビ効果で奥義発動を縛ってしまうのも結構痛いところ。

まぁ防御面が強いキャラが火力もカバーできたら流石に強すぎるので、妥当な調整とも言えます。

また、上記の性質からして普段使いには到底向きません(サブでの運用なら便利)。

あくまで対格上、対高難易度用のキャラとして運用することがメインとなるでしょう。

おわりに

以上、カッツェリーラの性能解説でした。

「高難易度向け」「防御力」というのがキーワードになるキャラです。

特に高い防御力を維持できるという点では、風だとカッツェリーラの右に出るキャラはいません。

防御バッファーとして独自の立ち位置を確立している感はありますね。

いるといないとでは安定性が一変するタイプのキャラなので、耐久力に劇的な変化が欲しい場合は取得を検討してみるのもアリかと思います。

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