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【グラブル】実はフロントでも便利!カイムの解説・評価!

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はじめに

ここでは、刑死者の賢者カイムについてのレビューをつらつら書いていきます。

カイムと言えば逆位置の効果が有名で、グラブルにハイランダーという概念を浸透させた第一人者ですが、キャラ全体としての性能はそこまで知られていないかと思います。

ということで、ここではそんなカイムのフロントにおける性能を中心にレビューしていきたいと思います。

基本性能

属性:土
種族:ヒューマン
タイプ:特殊
得意武器:短剣・格闘

アビ解説

1アビ ダブルディール

土属性キャラの次に使用したアビリティが再度使用可能になる
◆再使用不可
使用可能:3ターン後

「ダブルディール効果中に使用したアビリティを一度だけ再度使用可能にする(消去不可)」という、1アビからかなりユニークなアビリティです。

シンプルに強力な効果ではありますが、

・再使用不可

・黒麒麟のようにすでに使用済みのアビを再使用できるようにはならない

・十天4アビのように再使用不可のものは無効(その場合ダブルディールの消費はなし)

・CT0のアビにも反応しない

というように注意点は多め

また、一度しか使えないという関係上どこで使うか非常に悩ましいです。

抱え落ちや使わず戦闘終了という状況は避けたいところ。

2アビ ビギニング・オブ・ジョーカー

仲間のアビリティを模倣する
◆次のこのアビリティが「エンド・オブ・ジョーカー」に変化

ビギニング」と「エンド」、2つの異なる効果を交互に行き来するというこれまたユニークなアビ。

まず前半の模倣はルナールのファクシミリと全く同じコピー効果で、このアビを使う直前に味方が使ったアビをコピーして使うことができます。

※コピーできるもの、できないものに関してはwikiをご覧ください

しかし、このアビ最大の強みはなんと言っても後半のエンド・オブ・ジョーカー

これは、

・攻撃アップ(30%)―攻刃加算
・防御アップ(30%)
・TA率アップ
・バリア(2000)
・活性(500回復/ゲージ10%)
・高揚(15%)
・テンションアップ
・マウント1回
・ダメージ上限アップ(10%)

と、ハングドマンの召喚効果で付与されるランダムバフ全てが3ターンの間味方全体にかかるという大盤振る舞いのアビです。※マウントのみ永続

ちなみに使用後は元のビギニングにチェンジします。

その強力さ故、前半のコピー効果はおまけで実質こちらがメインと言っても過言ではありません。

ただし、一旦ビギニングの方を使用しなければならないので、普通にエンドオブジョーカーを使おうとすると14ターンかかってしまうのが難点。

が、1アビのダブルディールを利用すれば4ターン目での使用も可能です。

3アビ ブランクフェイス

バトルメンバーが最初に使用したアビリティの種類に応じてアビリティ内容が変化

一見すると単純そうに思えますが、カイムを使うにあたって一番覚えることが多いアビです。

※長々と書いているのでご注意ください

味方がターンの最初に使ったアビの種類によって、効果が4種類に変化します。

具体的に書くと、

①3アビ使用可能
→この状態では効果なし
②味方がアビを使う
③②で使用されたアビの種類によって3アビが変化

→ここで効果が決定される

という感じ。

アビの種類についてはアイコンの枠の色で判別可能です。

注意点としては、ブランクフェイス自体には効果がないので、この状態で使用してもNO EFFECTとなり何の意味もありません。

また、何をするにしても味方のアビ発動があって初めて真価を発揮するアビなので、味方が全滅してしまうと無用の長物となる危険性も孕んでいます。

なお、種類については以下の通りです。

攻撃アビ使用(ダメアビ全般)
スペードトリック

回復アビ使用(ヒール、クリアなど)
ハートトリック

強化アビ使用(レイジなど)
ダイヤトリック

弱体アビ使用(ミストなど)
クラブトリック

具体的な効果については後ほど。

各トリックにはそれぞれに対応した〇〇ランクという固有の自己バフ(永続消去不可)があり、アビを使用するごとにランクが上昇、最大4まで上がります。

例えばスペードトリックを使用すると、スペードランクを付与(付与されている場合はランクが一段階上昇する)という感じ。

また、各ランクは共存するので、時間をかければ4種類全てのバフを最大まで付与させることも可能

ちなみに、ランクに関しては数字ではなくトランプらしい順番になっており、スタートはJジャックから始まりQクイーンKキングAエースというように、Jが最小Aが最大となっています。

スペードトリック

ターン経過なしで通常攻撃を実行/自分のスペードランクが1上昇(最大4)
◆スペードランクに応じて攻撃UP/慧眼効果

味方が攻撃アビを使用するとこれに変化。

単純に手数が増え、奥義ゲージも回収できる堅実なアビです。

ランクに応じての攻撃アップ量は、10%→20%→35%→50%と無難に優秀。

慧眼効果は「自分の攻撃が敵の属性に関わらず弱点を突く状態」というもので、敵が火だろうが土だろうがカイムの攻撃時のみ水属性とみなし、相性有利の補正(weak!という表示のやつ)がかかります。

これにより、本来攻撃が半減されてしまう風が相手でも、一方的に有利属性扱いで50%の補正+クリティカルを出すことが可能です。

ちなみに慧眼効果を始め、後述する吸収、変転、追撃には固有のバフマークはなく、それぞれのランクのバフに内蔵される形となっています。

後半が慧眼効果
ハートトリック

味方全体のHPが回復/自分のハートランクが1上昇(最大4)
◆ハートランクに応じて回復性能UP/吸収効果

味方が回復アビを使用するとこれに変化。

シンプルな回復アビ。

最大2000まで回復できるので、上手く回せれば地味に便利です。

ランクに応じての回復性能アップ量は、10%→20%→35%→50%。

また、吸収は最大500ですが、回復性能アップの補正を受けるのでランクAの場合750になります。

ダイヤトリック

味方全体の奥義ゲージUP/自分のダイヤランクが1上昇(最大4)
◆ダイヤランクに応じて防御UP/変転効果

味方が強化アビを使用するとこれに変化。

奥義ゲージ15%アップとこちらも癖がなくシンプルなアビ。

ランクに応じての防御アップ量は、25%→50%→75%→100%と優秀。

変転効果は「被ダメージを水属性に変換する状態」で、防御アップと合わせるとかなりカチカチな状態になります。

クラブトリック

敵全体にスロウ効果/攻防DOWN(累積)/自分のクラブランクが1上昇(最大4)
◆クラブランクに応じて弱体成功率UP/土属性追撃効果

味方が弱体アビを使用するとこれに変化。

スロウ付きデバフ。

累積デバフは1回につき10%ダウン最大40%まで下げられます。

ランクに応じての弱体成功アップ量は、10%→20%→35%→50%。

なお、追撃はランク関係なく一律10%です。

奥義解説

ゴールデンドーン

土属性ダメージ(特大)/自分の3番目のアビリティがブランクフェイスに変化

3アビのリセット+回転率を上げる奥義です。

ブランクフェイスに変化=3アビを即時使用可能にするということなので、奥義効果は「奥義+3アビの即リキャスト」と捉えて構いません。

ただし、ブランクフェイスにはなんの効果もないので、使う前に味方のアビで変化させるのを忘れないようにしましょう。

また、他のトリックに変化したまま奥義を打つと、ブランクフェイスにリセットされてしまう点も要注意

使い慣れてても結構忘れがちです。

サポアビ解説

ワイルドカード

武器スキルの得意武器/タイプ/種族の発動条件を全て満たす

グラブルにおいて極めて特異なサポアビです。

バハ、オメガ、虚空といった武器や種族などに関わるあらゆるスキル補正を得られます

これにより、どんな編成においても自然な形で組み込むことが可能です。

刑死者の逆位置

サブメンバー時
装備している武器が全て異なる時、土属性キャラの攻撃UP/防御UP/ダメージ上限UP

カイム最大の目玉

これを目当てに取得した方も多いでしょう。

カイムをサブに編成し、武器を全て1種類ずつの俗に言うハイランダーにすることで、

・攻撃アップ(別枠乗算20%)
・防御アップ(50%)
・ダメージ上限アップ(10%)

という非常に強力な効果が得られます。

どれぐらい強力かと言うと、例えばウリエルは召喚効果で

・攻撃30%アップ(別枠乗算)
・防御50%アップ
・奥義ゲージ30%アップ

のバフが付与され、サブ石効果でダメージ上限5%アップ(3凸時10%)がかかりますが、見比べると分かるように、カイムの逆位置効果はウリエルとほぼ同等です。

つまり、ハイランダーでカイムがサブにいるということは、ウリエルに匹敵するバフが常時味方全体に付与されていることを意味します。

要するに滅茶苦茶強いということです。

ハイランダーはマグナではハードルが高いですが、リミ武器がある程度揃っているティターンであれば、やる価値は大いにあるでしょう。

ユグ5凸や新たなマグナ武器の登場により、マグナでもハイランダーが現実的になりました。

愚者の正位置

バトル登場時
スペードランク、ハートランク、ダイヤランク、クラブランクがランダムで上昇
◆再発動不可

ランクこそランダムなものの、4種類のバフ全てが付与されるという使いやすい上にありがたい正位置です。

必須ではありませんが、カイムをフロントで使うのであればできるだけ発動させたいところ。

まとめ

ということでカイムの長所・短所をまとめると以下のようになります。

長所

できることが多いオールラウンダー

編成に縛られない圧倒的自由さ

賢者の中でも屈指の強さを誇る逆位置

短所

器用貧乏

スロースターター

味方のアクションがないとポテンシャルを発揮できない

総評

※フロント性能に焦点を当てて評価します

バフ・デバフ・回復・自己強化とほぼ何でもこなせる便利さと、得意武器や種族編成といった枠組みに一切囚われない自由さが強みのキャラです。

そのため、どんな編成に組み込んでも一定の役割を果たしてくれるでしょう。

が、性能的には代用が利かないというわけではなく、バフにしてもデバフにしてもその効果は普通すぎるほどに普通で、一方面に特化したキャラがいれば容易に取って代わられます

その上、いずれのアビリティも味方のアビ発動があって初めて効力を発揮するものばかりなので受動的な側面が強く、状況によっては必要な時に目当てのアビに変化させられないという場合も多いです。

というように便利なのは間違いないですが、同時に器用貧乏さも否めないキャラと言えます。

おわりに

総評がちょっと辛辣になってしまいましたが、以上、カイムについてレビューしてみました。

逆位置は強力、フロントでは便利という感じのキャラです。

特にフロントでは編成自由度の高さを生かして、土楽器パみたいなニッチなパーティの穴埋めなんかにも使えます。

新機軸の編成を試してみたい時にカイムという存在はありがたいので、そういう意味では非常に画期的なキャラと言えるでしょう。

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