『死印』クリア後感想 生身で化け物と戦うホラーADV/嫌悪感を煽る化け物のオンパレード【ネタバレあり】

スポンサーリンク

はじめに

ここでは死印をクリアした感想をつらつら書いていきます。

本作は2017年にエクスペリエンスから発売されたADVホラーです。

※クリア後の観点から書くのでネタバレ注意です

ゲーム概要

ストーリー

西洋人形のマリイ。印人達をサポートする

199×年 東京都H市。

近頃この街では、シルシという謎の痣を刻まれた人々が不審な死を遂げる怪事件が多発していた。

主人公・八敷一男も何者かによってシルシを刻まれた一人で、その影響か記憶喪失となってしまう(八敷という名前は記憶喪失後に付けた仮名)。

唯一確かな記憶は、九条さやという人物に会うこと。

が、九条邸を訪ねてみると、その九条もシルシによって非業の死を遂げていた。

代々九条家に仕えているという西洋人形のマリイによると、シルシを消すにはそれを刻んだ怪異を倒す必要があるという。

怪異を倒しシルシを消すため、長い夜が始まろうとしていた。

基本用語

シルシ

怪異によって刻まれた痣

・一定期間内に消さなければ怪異によって殺される。

・タイムリミットが近づいてくると、記憶の消失や意識の混濁など心身に失調をきたし始める。

シルシを消すには刻んだ怪異そのものを倒す必要がある

・怪異が違ってもシルシの形状はどれも同じ。

印人

・シルシを刻まれた人々。

・霊感や特別な力がなくても、自らにシルシを刻んだ怪異を視認するのは可能

怪異

・怪談や都市伝説に出てくる異形の存在。

※本作に出てくる怪談・都市伝説は全て本作独自のもの

システム

2D主体のアドベンチャーゲーム。

大きく分けて以下の2パートが存在。

いずれのパートも印人を一人同行者として選択し行動を共にする。

探索パート

怪異が出没するスポットを調査し、怪異の情報や怪異にまつわるアイテムを探す。

特定の同行者でしか先に進めない場合もあるため、状況によっては適宜同行者を変える必要がある

戦闘パート

1話の怪異花彦くん

集めた情報やアイテムを武器に怪異と対峙する。

特定の同行者にしか使えないアイテムや武器があるため、怪異ごとに適切な同行者を選ばなければクリア不可

倒し方によって結末が以下の2つに分岐する

破壊ルート

怪異を力ずくで倒した場合に移行

倒すことには成功するが怪異そのものの想念は消えず、同行者が強制的に死亡

救済ルート

怪異を成仏させて倒した場合に移行

成仏によって想念が消えるため同行者は死なない

デッドリーチョイス

生命に危険が及んだ時に発生。

霊魂という制限時間が存在し、これが0になるまでに適切な選択肢を選べなければ死亡

霊魂は探索で入手できるお札で回復が可能。

感想

良かった点

そこにいるだけで怖い

これぞジャパニーズホラーともいうべきじめじめとした雰囲気が自分好みでした。

特に背景の1枚絵が秀逸で、何の変哲もない場所でもなんか出そうという雰囲気が常にあって怖かったです。

とか思ってたらほんとに出てくることもあるので勘弁してくれってなります(笑)

状況が怖いんじゃなくてその場にいることそれ自体が怖いという感じですね(説明下手ですみません)。

不快感のないキャラ達

本作では総勢10人ちょっとのキャラが出て来ますが、個人的にはどのキャラも不快感がありませんでした。

全員が全員生き延びるために団結してたのが好印象でした。

それでいて埋没しないような個性がちゃんと付与されていたのもよかったです。

なので自然と全員生存エンドを目指そうという気持ちになれましたね。

ホラー特有の足の引っ張り合いがなかったのもポイント高いです。

悪かった点

イマイチ物足りないボリューム

ホラーゲーという性質上仕方ない部分もありますが、ボリュームはそれほど多くありませんでした

自分のクリア時間は6時間45分と短く(早い人は6時間を切るかと)、購入してから1日以内に終わってしまったのが残念。

こんなに早く終わるならもう少し大切に遊べばよかったとクリアしてから若干後悔しました。

また、周回要素ややり込み要素も薄く、1周したらほぼほぼ満足します。

(ps4版やvita版の場合)トロフィーも意識せずとも1周目で楽にコンプできるレベルなので、やり込みと言えば同行者ごとに変化する掛け合いを見ることぐらいでしょうか。

美味しいけど量は少ない、そんな印象です。

人を選ぶテイスト

ストーリーはホラーが好きなら誰でも楽しめる感じですが、ゲーム内描写は人を選びます。

特に怪異に関しては結構攻めたものとなっており、かなり生理的嫌悪感を煽ってきます

というのも、本作は怪異と戦闘する際、効果的にアイテムを使うために怪異との間合いを最大限近づけなければならない場合が多く、ただでさえ見るに堪えない怪異を間近で見なければなりません。

個人的にずう先生は特に鬼門でした。

興味のある方は検索してみてください。

自分はこいつの画像ブログに載せるの絶対無理です(笑)

なので、グロ耐性はあるけど気持ち悪いのは無理という方には辛いかもしれません

おわりに

地味な見た目ながらちょくちょくサービスシーンがある広尾さん

怖いキモいグロいと三拍子揃ったゲームです。

耐性的にはどれも満遍なくないとしんどいかなーという印象を受けました。

特にキモい部分の耐性は高いに越したことはないですね。

それとこのゲーム何故か女性陣のサービスシーンが多いので、そういうのが好きな人にはおすすめできる・・・かもしれません(笑)

コメント

タイトルとURLをコピーしました