はじめに
ここではP5D(ペルソナ5ダンシングスターナイト)をクリアした感想をつらつら書いていきます。
※クリア後の観点から書くのでネタバレ注意です
本作は2018年に発売されたP5の音ゲーとなっています。
そのため(この記事を見ている方にはいらぬ注意かと思いますが)P5本編のネタバレが含まれているので、そちらも併せてご注意ください。
本編のレビューは↓から
ゲーム概要
ストーリー
(時系列は無印ラスボス戦後)
ある日ジュスティーヌとカロリーヌによって謎の空間に呼ばれた怪盗団一行。
二人曰く「成り行きで姉様の客人(P3のキャラ達)と怪盗団どちらが最高の客人なのかを競うことになり、そのために呼び出した」とのこと。
しかも競うのはどういうわけかダンスの腕前らしい。
突然の申し出に困惑する一行だったが、この空間は夢の世界で時間の流れが淀んでいること、夢故にダンス経験はなくても頭で思い描いた通りの動きができることを告げられ、ここでダンスの腕を磨いて勝てと半ば強引に依頼される。
また、ステージにはオタカラが眠っており、踊り続けることでもしかしたら見つかるかもしれないとのこと。
事態をすんなり飲み込めたわけではないが、オタカラと聞いて黙ってられないと依頼を引き受ける怪盗団なのであった。
ゲームの特徴
シリーズ恒例となった音ゲー
RPGの本編とは打って変わり、P4D(ペルソナ4)・本作と同時発売のP3D(ペルソナ3)と同様、本作はいつの間にか恒例となったダンスを基にした音ゲーとなっている。
・使用ボタンは十字キー(上・左・下)、△・〇・×、左右スティックのみ。
・曲に合わせてコマンドを入力し、最後までノリノリゲージという画像左上のゲージを0にしないようにするとクリア(0になると即ゲームオーバー)。
・曲ごとに難易度があり、EASY、NOMAL、HARD、ALL LIGHTの4種類から選択。
・救済要素が多く、音ゲーが苦手もしくはほとんど経験がない場合でも楽しみながらクリアできる。
→ex)ノリノリゲージが0になってもゲームオーバーにならない、ノリノリゲージが自動的に増えるなど
日常会話を楽しめるコミュ
曲をクリアしたり特定の目標を達成することでコミュという会話イベントが発生する。
もちろん全編フルボイス。
コミュは各キャラごとに8個用意されており、このうちジュスティーヌとカロリーヌのイベントを8個全て見るのが本作のクリア目標(8個目を見ると自動的にエンディング)。
なお、クリアしても最初からとはならず引き続きプレイが可能。
コミュの内容は基本的に何気ない日常的な会話で、本編では触れられなかったキャラの新たな魅力を見ることができる。
本編のような信頼度システムはないものの、会話によっては選択肢が選べたりする。
あまり絡みがなかったキャラ同士の会話も多い。
上の画像は部屋を物色しようとする竜司とそれにキレる春。
仲間の部屋を見に行ける
コミュイベントが進むと仲間の部屋に招待されるようになり、部屋の中を見て回ることが可能。
しかもVRに対応という謎のファンサービス付き。
また、部屋には看守の二人によってカードが隠されており、見つけることでコスチュームやアクセサリーが解禁される。
感想
良かった点
シリアス皆無
P5本編はコミカルなやりとりこそ多いものの本筋自体は結構シリアスでしたが、本作はそういったシリアスさとは無縁のゲームとなっており、仲間達との平和な時間を楽しめます。
全ての戦いが終わった後の話なので各々の関係性が完成されており、会話から垣間見える信頼関係の厚さもなんというか気持ちがいいです。
そういう意味では、P5ファンにはおすすめできるゲームになっていると言えるでしょう。
肩の荷が下りたのか双子も結構素の部分を見せてくれます(特にカロリーヌ)。
悪かった点
曲のレパートリーが少ない
自分は全くと言っていいほど音ゲーをやらない(まともにやったのはDSの押忍!闘え!応援団ぐらい)ので確かなことは言えませんが、本作は曲のレパートリーが少ないように感じました。
曲数自体は25曲(最終的には27曲)と個人的には不満はなかったもののアレンジが多く、
・Wake Up, Get Up, Get Out There、Blooming Villain、「星と僕らと」は原曲・アレンジ合わせて2曲ずつ
・Last Surprise、Rivers In the Desert は原曲・アレンジ合わせて3曲ずつ
とやや水増し感がありました。
この点は無料DLCとして配信されてる新譜6曲をダウンロードすればある程度解消されますが、最初からもっと色んな曲を入れてほしかったなというのが正直なところです。
おわりに
感想の部分でも少し書きましたが、本作は総じてファンに向けたゲームという感が強いです。
というよりP5を知ってる前提で話が進むため(これといった復習や補足説明は一切ありません)、知らないでプレイすると間違いなく置いてけぼりを食らいます。
なのでゲーム・アニメ問わず、P5を楽しめたという方におすすめです。
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