『ワンダと巨像』クリア後感想 ps2の名作をフルリメイクした作品/操作性はぶっちゃけ劣悪【ネタバレあり】

ps4
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はじめに

ここではワンダと巨像をクリアした感想をつらつら書いていきます。

※クリア後の観点から書くためネタバレ注意です

本作は2005年にps2で発売された「ワンダと巨像」をフルリメイクしたもので、主人公ワンダがある少女のために16体の巨像と戦うアクションゲームです。

キャッチコピーである「最後の一撃は、せつない。」はあまりにも有名。

ゲーム概要

ストーリー

魂を失った少女モノ(原因は作中で明かされない)を救うため、ある塔へと赴いた主人公ワンダ。

そこには魂を操る術を持つドルミンという姿を見せない謎の人物がおり、 モノを救う方法を尋ねたところ、この地に住まう16体の巨像を倒せば救えるかもしれないとの回答を得る。

だが確証はない上、失われた魂を取り戻せたとしてもその代償は大きいと忠告するドルミンに対し、覚悟はとうに決まっていると答えるワンダ。

かくしてワンダと巨像の戦いが幕を開けるのであった。

要するに・・・

少女を救うためワンダが巨像と戦う話

本作の特徴

フルリメイクで完全再現

本作は2005年にps2で初登場、2011年にps3でリマスター版が発売されたが、2018年ps4にてめでたくフルリメイクされることになった。

現行機で美麗にリメイクされたことで画質は一変、下の動画でも分かるようにその違いは一目瞭然となっている。

引用: https://www.youtube.com/watch?v=YmyAhWXOAhk&feature=emb_title

巨像vs生身の人間

ワンダはいにしえの剣という特殊な力(魔を祓う、巨像の居場所を指し示すなど)を持つ剣と弓を携えてはいるが、それ以外はこれといった魔法や超能力などを持たない普通の人間

なので実質的にフィジカルのみで巨像と戦うことになる。

巨像は全部で16体存在し、その名の通り巨大だが身体の一部に刻まれた印が弱点となっており、これを破壊されると死亡する。

印を攻撃することで巨像の体力を削れる

なので印を攻撃することが大きな目的となるのだが、多くの場合印は頭部や背中など手の届かない箇所に刻まれているため、どうにかして印に近づかなければならない。

この「どうやって近づきダメージを与えるか」を見つけ出すのが本作最大の肝にして大きな魅力となっている。

また、後半になるにつれ弱点を巧妙に隠す敵も出てくるため、場合によってはアプローチの方法がなかなか見つからないかもしれないが、そういう時は救済要素としてドルミンがヒントをくれる

一部抽象的なものもあるが、多くは直感的に理解できるものなので聞けば攻略の糸口を掴めるだろう。

なお、このヒント機能は設定でオフにできるので自力でクリアしたい場合も安心。

フォトモード搭載

ps4でのリメイクにあたって新たにフォトモードという機能が追加。

初期設定の場合十字キー下を押すことで起動し、角度を変えたりフィルターで加工処理したりと自分で自由に設定ができる。

編集次第で自分だけの写真が撮れる

感想

良かった点

バリエーション豊富な巨像たち

プレイ前はでかい人型の巨像を16体倒すのかなーと思いきや、馬っぽい奴やでかい鳥、果ては電気ウナギ(?)や空を飛ぶ古代生物っぽいのなど様々な巨像が出てきて正直驚きでした。

自分の中での巨像のイメージは完全に巨神兵だったので尚更。

なので一口に像とは言っても、その見た目や挙動はかなり生物感があっていい意味で裏切られます

パッと見完全に何らかの生物に見えますが、これも一応巨像です

分かりやすいストーリー

用語解説などはないものの、ストーリーは最初から最後まで分かりやすいです。

考察の余地こそありますが、一通りやればどういう物語だったかはほぼ確実に理解できるようになっています

完全な偏見ですが、この手のゲームはプレイヤーの想像にお任せします的なものが多いイメージなのでちょっと意外でした。

なのでそういうゲームが苦手という方でも大丈夫です。

ちなみに、考察に関してはある方の考察が非常に腑に落ちたので下にリンクを貼っておきます。

タイトルの通りガッツリネタバレをされているのでご注意ください。

悪かった点

劣悪な操作性

プレイした人なら誰しも思うことですが、はっきり言って本作は操作性が非常に悪いです

文章だと長くなりそうなので要点だけ書くと、

・全体的にもっさりかつレスポンスが悪い
・軽装なのに回避が妙に重い
・ストレスが溜まる馬の操作
・動かしても定位置に戻ってしまうカメラ
・△で馬を呼べるが呼んでも中々来ない

など絞って挙げても結構あります。

特に馬の操作全般はスタッフのこだわりがあるのか思ったように操作しづらいです。

走れと指示してもすぐ走らない、走ってる最中は旋回しづらい、移動速度が小走り(ワンダが走る速度とほぼ同じ)か全力疾走しかなく中間がない、壁際や足場の不安定な場所に接触するとヒヒーンと鳴いて踵を返す、など挙動が悪い意味でリアルなのがイラっとします。

なんだか一昔前の洋ゲーをやってる気分になりました。

まぁ実際一昔前に出た洋ゲーのリメイクなので、そんな気分になるのも当然っちゃ当然なんですが・・・。

ゲーム性自体は悪くないだけに非常に悔やまれる点です。

一部理不尽な敵と仕様

本作は主人公のダメージモーションが3種類くらいあり、軽いものなら特にダウンすることもなく動けますが、巨像の攻撃をモロに食らって吹っ飛ばされると5秒くらいダウンします。

ダウンが長いのは考えものですが、更に問題なのは起き上がり時に無敵時間が一切ないこと。

なので敵によっては普通に起き攻めされます

特に第11の巨像第14の巨像は、巨像の中でも小柄でフットワークが軽いため、突進で吹っ飛ばした後起き上がろうとする主人公を再度突進でダウンさせハメ殺そうとしてきます

第11の巨像。初見の時は殺意すら湧く

当然隅に追いやられると詰みなので、復帰直後の回避は方向を考えた上で最速で動かないといけません。

これがかなりストレスで初見の時は滅茶苦茶イライラしますが、倒し方さえ分かればすんなり勝てるのが唯一の救いでしょうか。

小ネタ

ゲーム中では特に説明はありませんが、覚えておくと便利な小ネタをいくつか紹介します。

なお、キーコンフィグは全てモダン1(初期設定)の場合です。

・物を拾う時は剣を収めてからR2

・馬操作時、△を押しっぱなしだと自動で道なりに進んでくれる

→細くて走りづらい道だと便利

・×長押しで溜め、放すと大きくジャンプする

→巨像にしがみついている時などに有効

・ダウン時間はレバガチャでやや短くなる

→ただし起き上がりは変化なし

おわりに

ゲーム性は決して嫌いじゃないですが、操作性で自分はダメでした

自分の中では一度クリアしたら二度と起動しないタイプのゲームですね。

名作との呼び声も高いですが、かなり人を選ぶ作品だと思います。

率直に言って期待値が高すぎたなと・・・。

色眼鏡抜きにしてもっとフラットな姿勢でやれていたら感じ方もまた違ったかなーと思います。

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