シュタインズゲートエリートクリア後感想 シュタゲ本編をアニメ映像で再構築/ループもの定番のノベルゲー再び【ネタバレあり】

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はじめに

ここでは、『STEINS;GATE ELITE』をクリアした感想をつらつら書いていきます。

※クリア後の観点の観点から書いているのでネタバレ注意です

本作は、2009年に発売された『STEINS;GATE』本編の内容をそのままに、2011年に放送されたアニメ版のアニメーションをスチルとして使用し再構築した作品となっています。

なお、分かりやすく区別するため、2009年版の『シュタゲ本編』は「オリジナル版」、ここでレビューする『エリート』はシンプルに「本作」と呼称しています。

ゲーム概要

ストーリー

2010年夏、東京・秋葉原。

都内の大学に通う大学1年生・岡部倫太郎は、自身が設立した「未来ガジェット研究所」のメンバーとともに、偶然にもタイムマシンの開発に成功する。

しかし、それがきっかけで、タイムマシン研究を行っている組織の魔の手や、「世界線」と呼ばれる歴史の流れの収束によって大切な仲間が死ぬという絶望を味わうことになり・・・。

本作の特徴

フルアニADV

本作は2009年に発売された本編を、2011年のTVアニメ版の映像をスチルとして使用し再構成したバージョン、公式サイドで言うところの「フルアニADV」となっている。

ボイスは再録ではなく、オリジナル版のものをそのまま流用

ちなみに、アニメ版では触れられなかったルートに関しては、新規アニメーションが製作・使用されている。

そのため、通常のノベルゲームのように立ち絵や固有のイベントスチルはない。

これにより、

絵や文章を追うだけでなく、要所要所でアニメーションが挿入されるので視覚的に退屈しない

本来なら地の文で説明される部分をアニメーションで理解できるため、キャラの動きや状況が分かりやすい

など、オリジナル版にはない利点がある。

フォーントリガー

オリジナル版と同様の要素。

フォーントリガーとはいわゆるストーリー分岐に関わる選択肢のことで、携帯に届くメールにどのように返信するか、また重要な局面でどのような行動をとるかによってその後の展開や結末が変化する。

多くの場合、メールの返信については物語の展開を左右するほどの重要な選択はないが、その代わりにトロフィー獲得に大きく関わってくる。

トロコンを目指すのであれば、セーブデータを余分に作成するなどして対応したい。

感想

良かった点

緻密で面白いストーリー

一番よかった点。

ストーリーの面白さこそが、シュタゲが名作として不動の評価を得ている大きな要因の一つでしょう。

といいつつ、実は自分、これまでアニメや関連媒体を含めた「シュタゲ」作品に触れたことが一度もなく、本作が初シュタゲでした。

作品自体は言わずもがな有名なので全く知らなかったということはないんですが、前知識として知ってたのは、

・ループもの
・主人公が中二病
・なんか髪の長いヒロインがいる
・アニメ化している
・派生作品が多い

ぐらいのもので、ほとんど知らないも同然でした。

じゃあなんで今更触ったのかというと理由はシンプルで、ちょうどストアでセール中だったからです。

セールなかったらまだ触ってなかったと思います。

と、無駄話が過ぎましたが感想の方を。

実際プレイしてみると、評判通り滅茶苦茶面白かったです。

タイムリープに世界線の移動というエッセンスを加え、ループものとしてはかなり独自の展開になっている点、

序盤からじっくり時間をかけて張り巡らせた伏線を丁寧に回収していく点、

一本道なストーリーでありながら単調にならず終始メリハリのある展開になっている点(特に各章の引きの良さは凄まじい)

など、引き付けて止まない魅力のある物語でした。

特に真EDルートに入る直前の演出にはほんとに度肝を抜かれましたね。

エンドロール見ながら「あれーまた紅莉栖助けられんかったなー。どっかでミスったかなー」とか思ってたらこれだったので、リアルに「!?」ってなりました。

このルートのEDも非常によかったですね。

岡部的にはベストを尽くした最良の結末だけど、紅莉栖との関係は0に戻っててこれからの二人はどうなるか分からないって感じが好き。まぁ後日談とかではめっちゃ仲良くなってるけど

高い評価を得ているのも納得です。

「もっと早くやっとくんだった」と後悔するレベルでしたが、ストーリーは全体的に中二心くすぐる要素が多く、学生時代にやってたら間違いなく拗らせてたと思うので、そういう意味では助かったなぁと・・・。

また、「キボンヌ」「禿同」「~だお」など、今となってはコアなネットユーザーすら使わないスラングが出てきているところや、

逆に今では普通に浸透している「中二病」「ツンデレ」知ってたら「よく知ってるな」と感心する描写がある点

など時代を感じる部分もあり、時の流れを感じて妙にノスタルジックな気分にもなりました。

年取ったなぁ・・・。

トロコンが簡単

本作は、自分のようにシュタゲ完全初見であれば攻略サイトがほぼ必須ですが、トロコン自体は簡単な部類です。

自分の場合、真EDクリア時点でのプレイ時間は32時間でトロフィー獲得率は95%、そしてそこから50分もしないうちにトロコンまで行けました

攻略を見ることに抵抗がなければ、トロコンしやすいタイトルとしておすすめできます。

悪かった点

アニメーション導入による弊害

本作最大の目玉である「フルアニADV」ですが、視覚的な面白さや状況説明カットなどのメリットもある一方、残念ながらデメリットもいくつかあります。

まず一つ目は、テンポが悪い点。

基本的にはアニメーションの動きに合わせて文章が展開されるものの、中にはアニメーションが一定時間流れた後に台詞が表示される、というように台詞までにラグがある場合もあり、プレイしていて「早く次の台詞をくれ!」と思う状況が少なからずありました。

また、立ち絵がない関係上、一般的なノベルゲーであれば2、3人の立ち絵を画面に表示させておいてそのキャラ達の会話を聞くというシーンでも、本作ではキャラ個人のシーンを立ち絵代わりに使っているため、台詞ごとにイチイチ画面がキャラのアップに切り替わり、結果テンポが悪くなるというパターンが多かったです。

これらに関してはもう目を瞑るかオートモードで眺めることに徹するしかありません。

2つ目は、(アニメなので仕方ありませんが)作画が安定しないシーンがちょくちょくある点。

露骨な作画崩壊はないものの、「さっきはよかったのにここはちょっと崩れてるな」という場面はどうしても存在します。

この辺は普通のノベルゲーにはない欠点だなーという感じ。

3つ目は、アニメとキャラの感情がちぐはぐな部分がある点。

声色は怒気を含んだ感じなのに表情はどことなく淡々としていたり、キャラの感情の変化に作画がついていけてなかったりと、違和感を覚える箇所は少なくありませんでした

まぁオリジナル版の文章にアニメ映像を強引に当てはめているので、そうなってしまうのも無理からぬことではありますが。

というような感じで、プレイしているとどうしても気になる点はありましたね

特にテンポに関しては慣れるまでが結構大変でした。

好きな時にメールを見返せない

地味に不便だった点。

オリジナル版では任意のタイミングでメールを見返せたとのことですが、本作ではそれが一切できません

なので、相手のメールに返信してから(プレイ時間)数十分後に届くメールの内容がイマイチ分からず、「あれなんて送ったっけ?」と思っても見返せず悶々、みたいなことは何度もありました。

この部分はオリジナル版を踏襲して欲しかったですね。

おわりに

一部不満な点もありますが、掛け値なしに面白いゲームでした

派生作品の多さにも頷けます。

そのうちの一つは↓から

ただ、ググってみると内容そのものはオリジナルの方と(地の文が一部カットされている以外)同じらしく、本作独自のテキストやボイスはないみたいなので、シュタゲ本編を把握している方にはあまりおすすめできません

そういう意味では、自分のようにシュタゲ初見のプレイヤーに向けた作品なのかなと思います。

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