はじめに
ここでは、ビカラの性能についてつらつら書いていきます。
ビカラは2019年末に実装された十二神将の一人で、固有のフィールドと回避が重要になるキャラとなっています。
コンセプト上性能にムラがありますが、上振れした時のパフォーマンスは中々爽快です。
ビカラの基本性能
アビ解説
1アビ グリーティング・ドーマウス
敵に5回闇属性ダメージ
/ドーちゃんをけしかける
◆敵が特殊技を使用時にトラップが起動し敵全体に無属性ダメージ/捕獲効果
敵の特殊技に反応する「ドーちゃん」という固有デバフを付与するアビリティ。
ここで言う特殊技は、HPトリガーやCTMAXで発動する攻撃の両方を指し、どちらか一方が発動すると、
・敵に99,9999の無属性ダメージ
・捕獲効果(2ターンの麻痺)
というダメージと行動不能デバフを敵に付与します。
捕獲効果は、弱体耐性が低い敵であれば1度目はほぼ発動するため、敵の行動を封じやすく優秀です。
※ただし麻痺同様レジストされる場合もあります
ドーちゃん自体は極端に耐性が高い敵でなければ必中なので、捕獲効果が発動するか不安があってもコンスタントに使って期待値を上げていきたいところ。
2アビ エンチャンテッド・ドリーム
さぁ、夢とキラキラのゆ~とぴあへ!
ビカラの目玉その1。
5ターンの間「ゆ~とぴあ」という固有のフィールド効果をフィールド全体に付与します。
ゆ~とぴあ
敵の攻撃力が上昇し、攻撃開始時に味方全体のテンションが上昇する状態
・敵の攻撃力20%UP
・ターン開始時テンションUP
テンションは付与されていない場合、こちらのターン開始時にレベル1~4のうちからランダムでどれかが付与され、付与されている場合はレベルを1段階上昇させます。
別枠乗算のバフであるテンションを付与できるのはシンプルに強力ですが、その代わり敵の攻撃力が20%アップという恩恵を与えてしまうデメリットもあるため注意が必要です。
が、闇は周知の通り背水が強い属性なので、背水を維持しやすくするという点ではある意味メリットとも言えるでしょう。
また、ゆ~とぴあが持続している間、ビカラは後述のサポアビ「鼠神宮の主」によってキャラ性能が強化され、ヘイトを稼ぎつつアタッカーとしての役割をこなせるようになります。
そのため2アビはかなり重要度が高く、いかにフィールドを維持できるかが肝になるでしょう。
なお、ゆ~とぴあはフレアやブリザードなどの汎用フィールド効果とは共存しますが、ニーア1アビなどの固有フィールドとは共存しません。
先に発動しているフィールドが優先される仕様になっています。
そのため、ニーアの固有フィールドが発動している状態でゆ~とぴあを使うとNO EFFECTとなり、完全に使い損になる(逆も然り)ので要注意です。
ちなみに、ゆ~とぴあに限らず固有フィールド効果を持つアビリティはフルオートでは使われません。
3アビ 一子之夢
闇属性キャラの奥義ゲージ上昇量UP
奥義性能UP
回避率UP
◆2回被ダメージで解除
闇属性のキャラ全員に「一子之夢(永続消去不可)」という固有バフを付与するアビリティ。
効果中は、
・奥義ゲージ上昇量50%UP
・奥義ダメージ30%UP
・奥義ダメ上限10%UP
・回避率30%UP
という、奥義周りと回避率を強化する内容となっています。
バフとしては奥義に偏っており、なおかつ闇キャラ限定と干支が持つバフでは珍しく縛りがあるものの、効果自体は中々優秀です。
特に(当たり前ですが)ビカラ本人とのシナジーが強く、
・回避アップのおかげで後述の回避ディスペルの発動率を上げられる
・奥義を打つ回数を上げてテンション持続および回避バフを得やすい
というように、ビカラの強みを安定して引き出せる潤滑油的なアビリティと言えます。
他にもシスやターニャ、浴衣アンスリアといった被弾を嫌うキャラや回避によって恩恵が得られるキャラとも相性は良好です。
それに加えて永続消去不可と干支らしく魅力のあるバフ・・・と言いたいところですが、2回被ダメージで解除という無視できないデメリットがあるのが少々ネック。
回避アップのおかげで攻撃をかわすことは少なくないものの、最短だと2ターンでバフが切れる可能性もあるので、可能であれば麻痺や暗闇による行動阻害やバリアなどで被ダメをなくす、といった延命策も用意しておきたいところ。
奥義解説
金牙神然
闇属性ダメージ(特大)
敵の全ての攻撃を回避(1回)
最終シスと同じく完全回避バフ付きの奥義。
奥義発動後は回避バフによるディスペルがほぼ保障されているため、3アビのバフやゆ~とぴあ中の確定TAによって奥義ゲージを素早く回収しつつ、コンスタントに奥義を打っていくのがベストです。
サポアビ解説
鼠神宮の主
フィールド効果「ゆ~とぴあ」発生時に自分が必ずトリプルアタック
敵対心UP
回避率UP
奥義発動時に味方全体のテンションUP
ビカラの目玉その2。
2アビのゆ~とぴあ発動中に、
・確定TA
・敵対心UP
・回避率50%UP
・奥義発動時味方にテンション付与
(付与されている場合は1段階上昇)
の4つの効果が得られます。
このため通常時とは打って変わって、ヘイトを稼ぎつつ回避アップで攻撃をかわせるため回避盾としての運用が可能になり、
かつ確定TAに奥義時テンション付与と攻撃面も強化されるなど、ビカラの強さの大部分が集約されていると言っていいサポアビになっています。
ビート・ザ・マウス
回避時に敵全体に闇属性ダメージ
強化効果を1つ無効化
ビカラの目玉その3。
攻撃を回避すると、敵全体にダメージ(上限およそ63万)+ディスペルが発動します。
特にディスペルが強力で、回避さえできれば問答無用で発動するため、運に左右されますが発動頻度の高いディスペル要員としての採用も可能です。
なお、回避扱いとなるのは
・ビカラ本人の奥義による回避バフ
・3アビやサポアビなどによる確率回避
のみで、
・暗闇や命中率ダウンによって敵の攻撃がmissになった場合
・幻影バフによって敵の攻撃が当たらなかった場合
は回避にはなりません。
特に、幻影によってかわした場合も回避した時と同様「DODGE」と表示されるので、回避と混同しないよう注意しましょう。
リミサポ
フィールド効果「ゆ~とぴあ」発生時、自属性追撃効果
ビカラのリミサポはシンプルに優秀で、ゆ~とぴあ中は自動的に闇追撃10%が付与されます。
さらにゆ~とぴあ中は必ずTAなため、最大限追撃を活かすことが可能です。
これと言ったデメリットや使いづらさがなく、特に取らない理由もないので、よっぽどのことがない限り取得必須でしょう。
まとめ
と、ここまでビカラの性能を見てきましたが、まとめると以下のようになります。
長所
・ゆ~とぴあ中はアタッカー、回避盾、バッファーなどマルチな役割を担える
・回避ディスペルが何かと便利
・3アビの回避アップにより味方全体の生存率を高められる
短所
・ゆ~とぴあがないと強みを出しづらい
・確率回避やテンション付与のランダム性など不確定要素が多い
・無属性攻撃に弱い
総評
2アビのフィールド効果「ゆ~とぴあ」を中核に据えて立ち回るキャラです。
ゆ~とぴあ中はキャラ性能が純粋に強化され、
ヘイトを稼ぎつつテンションをばら撒き、
上手くいけばそれなりの頻度でディスペルを打ってくれるのが強み。
また、3アビの回避率30%アップによって味方の生存率を高めることができ、回避を主体とするキャラ(浴衣アンスリア、ターニャ、シスなど)との相性は良好です。
特にアンスリアやシスとは得意武器(格闘)も一致しているのでなおのことシナジーが強く、オメガの恩恵を受けやすいのも地味にポイントが高いですね。
その反面、強みの多くがゆ~とぴあを起点とする関係上、2アビへの依存度が高めなのが悩みの種。
2アビはCT7に対して持続時間5ターンと隙自体は小さめですが、アビ封印や行動阻害デバフで邪魔されないよう注意したいところ。
また、長所であるディスペルや3アビの維持、テンションバフが運に左右されるのも看過できない部分です。
とりわけ回避は運によるところが大きいだけでなく、無属性攻撃は回避不可というゲーム上の仕様からは逃れられないため、決して万能ではありません。
なので、どうしてもお祈りする場面や、祈ったところでどうにもならない場面が割とある点は留意しておきましょう。
おわりに
以上、ビカラの性能解説でした。
運要素がネックなものの基礎性能は高く、じわじわと評価を上げているキャラです。
個人的には回避ディスペルが偉いですね。
最近の敵はとにかく自己バフを付与する傾向にあるので、今後も刺さる敵は増えそうです。
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